洗濯屋ケンちゃん

洗濯屋ケンちゃんは1982年に発売された裏ビデオ作品

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解説
国産の撮り下ろし裏ビデオとして最も一般的に知名度の高い作品。
制作指揮と脚本を担当した出口富雄の事務所に出入りしていた人物(堀内氏、TV局関係者)が
「ひと儲けしよう」ということで280万円を借りてきたことから動き出す。
日本版ハードコアポルノとして輸出向けに制作を開始したとされるが信ぴょう性は不明。

撮影は1982年8月26、27日の2日間。
撮影班は主に日活で活躍していたスタッフ。

制作グループが卸した正規版は200本程度だが、末端の販売総数は13万本、総売り上げは十数億円とも言われる。
出演者のギャラは男優9万円、女優7万円、監督はノーギャラだった。

本作の爆発的ヒットで裏ビデオが一般認知されるようになり、裏ビデオブームへと繋がっていった。
ケンちゃん発売の翌年には大量の新作裏ビデオが発売された。
後発組の多くはブームが去りつつあったビニール本や裏本関係者だった。

当時まだ高価だった家庭用ビデオデッキの販促品に利用する電器店も現れ、
ビデオデッキ、とりわけVHS方式の普及に大きく貢献したとまことしやかに言われている。

制作者インタビューで野外性交シーンのロケ地は現在浦安のテーマパークだと語り、それが定説だったが、
画像検証と北林ケン所有の起訴状の記述から江戸川区臨海町・荒川河口付近という事が証明され、長年の浦安説が覆された。


関係者は1983年春に摘発。
尚、IN SHOOT 恐怖の人間狩りの制作グループも同時期に摘発され新聞報道も一緒だった。
出口富雄氏は懲役六か月、執行猶予二年の判決、主演の北林ケンは罰金5万円の略式起訴。

監督の藤井智憲はTVなどの俳優業も兼業し、快傑ズバット第10話にペット吹きのトミーとして出演。
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1984年頃、英語字幕版がアメリカ本土で発売された。
アメリカ発売元はOrchids international(オーキッズ・インターナショナル)。
以下3作品が同時発売。
洗濯屋ケンちゃん→Ken chan Laundry man
青い体験→LOVE MELODY XXX
雪国→SNOW COUNTRY
アメリカ版の発売経緯としては日本国内でIN SHOOT 恐怖の人間狩り監督の葵新吾氏が編集し、
中国系アメリカ人が買い付け後にアメリカで流通させたものである。
※裏ビデオウィキ独自取材による

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英語字幕版のビデオパッケージ



発売時期
1982年(昭和57年)


あらすじ
クリーニング屋の御用聞きのケンちゃんがお得意先であるオメカケさんをデートに誘い
海辺の草むらで青姦する。その後友達の彼女を騙してラブホテルに誘い出し強引に襲い掛かる。


出演者
女優A(オメカケさん役):モデル名非公表、米国販売版名義はミズタニ ミエコ。
             撮影当時二十二歳。
                        裏本や裏ビデオ「濡れた午後」にも出演。
女優B(友達の彼女役) :モデル名非公表
男優(ケンちゃん役):きたばやしけん

制作陣
プロデューサー:堀内和夫
制作・総監督:出口富雄
監督:藤井智憲
撮影:松川健次郎
助監督:ワタナベユウジ
女優キャスティング:スカウトマン矢島
出資者?:白井


ロケ地・撮影場所
オープニングの団地:都営戸山ハイツ、箱根山通り側(新宿区)

御用聞きに回る住宅街:大久保の住宅街(新宿区百人町2丁目)

海辺シーン:東京都江戸川区臨海町・荒川河口付近

ラブホテル:ホテルSUN(新宿区)



音楽
オープニング
The Milan Pilar Group - Speedy

エンディング
The Milan Pilar Group - Regatta



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  • 最終更新:2022-12-16 10:10:55

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